MESS 0.135


Windows用エミュレータです。Windows以外の機種用のバイナリや、UNIX用のソースも用意されています。
正確には、MSXエミュレータではありません。MSXだけでなく、様々な機種をエミュレートできます。

使い方・設定

インストール方法は、まず、サイトから圧縮ファイル(mess0135b.zip)をダウンロードして、解凍します。
ここからの説明は、MSX1(日本版)とMSX2(日本版)を使うものとして説明します。
 biosディレクトリの下に、msxjおよびmsx2jディレクトリを作成します。
 msxjディレクトリの下に、msxj.rom(日本版MSX1のMAIN-ROM)を置きます。
 msx2jディレクトリの下に、msx20j.rom(日本版MSX2のMAIN-ROM)およびmsx20xtj.rom(日本版MSX2のSUB-ROM)を置きます。
 (実は、この方法以外に、msxj.zip,msx2j.zipというファイル名でBIOSを圧縮しておく方法でも良いです)
 BIOSファイルのCRCが正しくないと起動できませんので、注意してください。
あとは、messui.exeをダブルクリックすれば実行できます。
左から2番目の窓でMSX1(Japan)またはMSX2(Japan)をクリックしてから、File→Open Other Softwareで動かすイメージを選択後、
左から2番目の窓の該当機種の位置で右クリックまたはFileメニューで、Play (該当機種)でMSXが起動します。
msxjおよびmsx2jというシステムは消えたみたいです。msx、msx2、msx2pはありますが、日本向けの機種はfsa1などの具体的な機種を 表すシステム名になったようです。
あと、BIOSのファイルが存在しなければ起動できませんが、ファイルサイズやCRCが一致しないだけであればwarningが出ますが起動は出来ます。 正常動作するかどうかはわかりませんけど。
また、機種名が並んでいる窓は、デフォルトでは一番左になりました。

お勧め設定は、該当機種を右クリック→Properties→Softwareで、ROMやDISKのあるディレクトリを追加しておくことです。
そうすると、イメージ選択が楽です。
本当は、イメージの置き場をMESSにあわせて良いのならば、MESSのsoftwareディレクトリの下にmsxやmsx2ディレクトリを作って、 そこにROMイメージやDISKイメージを入れておけばオッケーですが。

解説・コメント

様々なROMのCRCファイルを同梱しており、ROMのタイトルやマッパータイプを自動認識してくれます。
(システムとしてはCRCだけじゃなくて、MD5やSHA-1にも対応しているみたいですが。)
DISKのゲームを動かすときはDISK.ROMを、MSX-MUSICを鳴らしたいときはFMPAC.ROMを手動でセットする必要があります。 の手間は内蔵機種では不要になったみたいですが、ディスクまわりにはバグがあるみたいですね……(機種によって現象が異なる?)
FM音源もmsx2pでは鳴りますが、cloneの各内蔵機種では鳴っていないような気がします。(非内蔵機種にFMPAC.ROMを挿せば鳴るみたいですけど。)

0.99では、BIOSディレクトリに変更を加えると、それに応じてSystemの各マシンのアイコンがリアルタイムに変更されるようになったみたいです。
0.99から0.104まででは、MSXに関係する部分では特に目立った変更点は無いと思います。
0.105では、いくつかバグ修正されているはずなのですが、何かiniファイル関連で不具合があるような……
0.107からしばらくチェックしていなかったのですが、0.111でもiniファイル関連の不具合が一部残っているようです。
今のバージョンではBIOSファイルの置き場所はbiosディレクトリの下ではなく、romsディレクトリの下になっているみたいです。
0.119から0.127までチェックしていなかったのですが、ディスクまわりの不具合やiniファイル関連の不具合は修正されたみたいですね。
0.127から0.135まででは、MSXに関係する部分では特に目立った変更点は無いと思います。

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