QEMU MSX


Windows用バイナリ、IntelMac用バイナリ、ソースが公開されているエミュレータです。
もしかすると同じバイナリで、MSXだけではなくZX Spectrumにも対応しているかもしれませんが未確認です。
使い方・設定

インストール方法は、まず、サイトから圧縮ファイル(qemu-msx-2.winxp.zip)をダウンロードして、解凍します。
そして、qemu-msx.exe qemu-system-z80.exeと同じディレクトリにBIOSファイル(msx.rom)を入れます。
あとは、qemu-system-z80.exeをダブルクリックして下さい。または、コマンドラインオプションにも対応しています。

解説・コメント

MSXエミュレータでは、実機と同じ速度でZ80を動かそうとするのが基本ですが、このエミュレータは違います。
動的再コンパイル方式を用いて、できるだけ高速にZ80を動かそうとします。
タイマー割り込みは50Hzのようです。

Z80の速度は実機と全然違うのが仕様という時点で、ある程度利用方法は限定されます。
しかし、それ以外にもいろいろと難点があります。
少なくとも現状では、MSX2以降には対応していないとか、音が鳴らないとか、Windows版はROMが使えない不具合がある(この不具合は修正される予定です)とか。
キー入力もあやしいかもしれません。

カーソルキーの入力がおかしい場合は、同梱されているSDL.dllを使わずに、QEMU on WindowsなどのSDL.dllに差し替えてみると良いでしょう。www.libsdl.org からダウンロードしたものでは、同梱されているSDL.dllと同じ現象のはずです。

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